【医学部4年生必見!5年生がスーパー詳細に教える(準備編)】自分に合った・後悔しない病院の見つけ方について

医学部生にとっての就職活動といえば、『病院見学』と『マッチング試験』ですよね!

マッチング試験に十分な準備をして挑むために、どんな病院見学のスケジュールを組めばいいかについて書きたいと思います。

臨床実習をこなしながら、どうやって病院見学に行きたい病院を考えればいいの?という疑問をスッキリ解決していきます。

目次

まず、マッチング試験のスケジュールを把握しよう

まず初めに6年生でマッチング試験に用意周到に臨むために知っておくべき重要なスケジュールというのは

(ここでは大まかに)

6月: マッチング参加登録

7〜8月:マッチング筆記試験・面接試験(各病院で異なる)

9月: マッチング希望順位登録開始

10月初旬〜中旬:マッチング希望順位中間発表

10月末:マッチング先発表

という感じなんです。

つまり、7月から開始されるマッチング試験までには、(基本的に)病院見学は終わらせておかなければならない!!ということなんです。

全然自分がどこの病院に行きたいとか、もはやどこの地域に行きたいかさえも決まってないよ…

こんな声が聞こえてきそうですね。4年生の1月はそんなもんです。

(5年生の1月でもそんな感じの学生はたくさんいますから、安心してください。)

初期研修で行きたい地域を決めよう!

初期研修ではどんな学生(地域枠や奨学金利用生を除く)でも全国の初期研修病院に応募することができます。

『人の多い地域が嫌で少し郊外の病院がいいな』だったり、

『スノースポーツが好きだからゲレンデの多い地域に行きたい』だったり、

『沖縄に2年間だけでも住んでみたい』理由はなんでもいいと思います。

まずは、自分が2年間住んでみたい場所を考えてみましょう。

地域枠などで入学している場合は制度を理解して、行ける病院をピックアップしてみよう

入学時に地域枠などで入った学生や、地域の奨学金を利用している学生は、『就職先の縛りや地域での修業年限』が定められていると思います。それらの制度を理解して、自大学で働くことが決まっているのが、それともその地域の市中病院で働けるのかをしっかり理解しておきましょう。そこから、自分の中での気になる病院ランキングを作ってみましょう。

間違えないためにも、自身の卒後条件について学務科や奨学金の機構に問い合わせるのが良いでしょう。

もしも地元以外の遠方の大学に通っているなら、地元でどこの病院が有名なのか調べてみよう

卒業後は地元に帰りたいと考えている学生もいると思います。遠方の大学に進学すると、地元でどの初期研修病院が良いとかの理解は基本難しいですよね。まずは自分の地元には、どんな初期研修病院があるのかを医師臨床研修マッチング協議会のサイト(JRMP)で調べてみましょう!

必ず最新のものをチェックするようにしましょう。

サイトはこちら↓

医師臨床研修マッチング参加病院|医師臨床研修マッチング協議会 −JRMP−

いつか都会(特に東京、神奈川、埼玉)に行きたいと考えているならば、初期研修から行くべし!

都会のマッチングは最近本当に人気だというのは結構有名かなと思います。どこもフルマッチ(募集人数枠満員)ですが、なぜそんなに人気になってきているかというと、後期研修の枠さえも埋まってきているからなんだと思います。

後期専門医研修を希望する人は、2年間の初期研修の忙しい合間をぬって、大学病院の医局や専門研修を実施する病院に見学に行かなければなりません。そこ有利になるのは、都会ですでに初期研修をしている人たちなんです。もしも後期研修を上にあげた場所で希望する場合は、できれば初期研修で行くのがおすすめですね!

まずは、5か所気になる病院をあげてみよう!

大体気になる病院というのが見つかってきているかなと思います。

では次は、この気になるなと思った病院について次は『自分に合うか』『自分がしたい研修ができるのか』について調査をしていきましょう!

レジナビフェアに行こう!(対面・オンライン問わず)

もしも行ったことがないという人はぜひ!オンラインでも、対面でもしているレジナビフェア。小規模なものから東京ビッグサイトで催されるレジナビフェア東京などの大規模なものまで、本当にたくさんあります。

すでに2025年に開催される予定のものが出ているので、ぜひ確認してみましょう。

全国の複数箇所の病院が気になる場合は、レジナビフェア東京に行こう!

例えば、Aくんの場合、

地元が京都府だけど、大学は今,

福岡県。福岡もいいけれど、地元の京都も気になるなぁ…でも、関東のB総合病院って研修内容とか上級医のレベルも高いからいいって聞くから気にもなるなぁ…どこの地域がいいのかな…

そういう場合は、全国各地の病院が一斉に集まる

『レジナビフェア東京』に行きましょう!

レジナビフェア東京2025

レジナビフェア東京についてまとめた記事はこちらをぜひ参考にしてください


学年ラインや学年情報サイトに流れてくるオンライン説明会に参加してみよう!

無料で参加できるオンライン病院説明会は、「どんな初期研修医を求めているのか」「どういう研修ができるのか」を具体的に散ることができ、すごくコスパよく効率的な方法です。

地域それぞれの病院が、研修の特徴についてや給料の具体的な数字について教えてくださるのは、本当に有益でしかありません。また、病院によっては、病院説明を研修中の1年目や2年目の先生方がしてくださる場合も多く、具体的な研修医生活についてお話を伺えるチャンスにもなっています。

『ちょっと気になってるだけ』や『レジナビの前に基本的なことは知っておきたい』などどんな理由でもいいので、オンライン説明会には参加してみよう!

また、数箇所の病院説明を聞いてくると、病院ごとの特徴を理解でき、それぞれ自分にとってプラス面とマイナス面が比較できるようになってきます。

例えば、『A病院は給料は低いけど、研修医室がしっかりとあるところがプラスだな』とか『B病院では自分が興味あるマイナー外科は研修できないから、マイナスだな』などがわかるようになるので、数を踏むのは大事です!

次は、もっと深く調べる方法について教えます!

少し記事が長くなってきたので次のページへいきましょう!


病院見学は、わからないことだらけで不安ですよね。初期研修先が自分と合わなかったらどうしようだったり、自分がどんな研修を送りたいのかわからなくて焦ってしまいますよね。

そういう不安は、マッチング試験に臨むまでの自分自身の準備不足による不安が原因であることも多いので、できるだけしっかり準備して病院見学、そしてマッチング試験に臨みましょう!

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この記事を書いた人

nana美のアバター nana美 運営者

日本の高校卒業後、単身渡米。
大学3年の時、医師を志すも、アメリカのメディカルスクールは成績不振で断念。しかし、帰国後に医学部学士編入試験を受験・合格し、現在はアラサー医学生として楽しく奮闘中。

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