今回は、医学部入学までにオススメすることについて書いていきたいと思います!
進学先がどこであれ、これから解剖学や臨床実習など楽しいことがたくさん待っています。是非とも有意義な医学生生活になることを先輩として応援しています。
合格が決まって、ウキウキ!ワクワク!ですよね。

医学部受験を乗り越えたら、入学までの期間って何するの?



目標にしていた医師になるために勉強を今から始めるぞ!



受験で体が鈍っているから運動でもしようかな!あと友達と遊ぶぞ!



友達ができるか不安だから、X(旧Twitter)で同じ大学の人と繋がろうかな。
入学までに何をすればいいのか、人それぞれやりたいことはあると思います。今回の記事では、医学生の私が、『もしもう一度入学時に戻れたら何するか』を基準にして『入学までにオススメすること』について書いていこうと思います。ぜひ参考になれば嬉しいです。
入学までのおすすめTo Doリスト
パソコンやタブレット端末に慣れよう
タブレット端末またはノートPC
医学部の最初の1年目は教養科目ですが、2年目以降からは基礎医学や臨床医学などの科目になっていきます。どの授業でも「レジュメ」と言って授業プリントがたくさん配布されます。
最初はファイルなどで管理できても、最終的に膨大な量になってしまうので、クラウドやUSBなどで保存していく方が便利です。また、最近のアプリの、PDFの文字認識(OCR)機能も高度になってきており、検索できるようになる点でもとても便利です。
実際の勉強は紙媒体するという方でも、是非ともパソコンやタブレット端末の購入は検討すべき点だと思います。
ちなみに医学生のiPad率はめちゃめちゃ高い
医学部ではiPad率が本当に高いので、ぜひタブレット端末を購入する場合はとても高価ではありますが、iPadを検討してみるのが良いかもしれません。
医学生にはiPadがオススメ!
クラウドも使ってみよう
パソコンやタブレット端末に慣れるタイミングと同時に、クラウドサービス(Google Drive, Dropboxなど)のアカウントも作成しておきましょう!資料をスキャンして、フォルダーを作成して保存するまでの一連の流れができるようにしておきましょう。
おでかけをたくさんしよう
受験期間は、勉強以外は控えめにしていたという学生もたくさんいると思います。ぜひ入学までの期間にたくさん遊んでください!受験でできなかったことを発散するかの如く、遊びましょう。漫画・テレビ・Netflix・ゲームなど思う存分楽しみましょう!
ここでは、私がオススメする、意外と忘れがちな遊びを書きたいと思います。
高校の友達とたくさん遊ぼう
受験期間を過ごした友達とたくさん遊んでおきましょう。理由としては色々ありますが、私はこういう理由でオススメします!
高校生活の締めくくりになる! 高校生活の終わりをしっかりと感じて、仲間たちとの思い出を作ることは、人生の一区切りとして大切なことです。これからそれぞれの道を歩む前に、最後に一緒に過ごす時間はお互いの激励になります。
新しい環境への準備になる! 大学に進学すると、新しい環境や人間関係に慣れるのに時間がかかります。そのため、高校時代の友達との時間を過ごすことで、お互い新生活への不安とかを話すことができるので気持ちとしてもすごく落ち着きます。
今の友達は人生の財産になる! 大学に進学して新しい友達を作ることも大切ですが、高校生の自分を知っている友達というのは、意外と今後の人生において大切な役割を果たすことがあります。高校時代の友達は、長い人生の中での財産です。大切にしましょう。
受験が続いている友達を遊びに誘うのはやめておきましょう!今の友情は将来の財産なので、友達へのマナーや気遣いも忘れずに!
好きなスポーツで運動して体力をつけよう
受験勉強でずっと机に座っていて、体が鈍ってしまっていませんか?ぜひ運動も少しずつ始めていきましょう。意外と移動教室の多い大学生活でもへっちゃらな体力を取り戻しましょう。
またサークルや部活が盛んな医学部が多いので、ぜひ体力をつけておいて入部してから体が動かせるようにしておきましょう。
ジョギングとかするのは面倒だなという人には、スポッチャなんかもオススメ!
親御さんに感謝しよう
親って意外と気付かぬうちに年をとってしまっているんですよね。
高校生活を陰ながら支えてくれた親御さんがいると感じる場合は、是非とも感謝を伝えましょう。意外と当たり前だと思っていることは、実は当たり前ではないことに大学生になって、社会人になってから気づくことも多いものです。親への感謝は伝えれる時に伝えておきましょう。
一人暮らしを事前に勉強しておこう
料理・掃除・洗濯・ゴミ出し…
自分で全部をしてきたという高校生は少ないのではないでしょうか?



掃除・洗濯ってどうすればいいの?



ゴミの日ってどうやって調べるの?
社会人になる前に、是非とも生活能力レベルは大学生のうちに上げておきましょう。
「一人暮らしのわからない」を解決するためにオススメな本
こちらの本は、私が一人暮らしを始めるにあたって書店で購入したのですが、めちゃくちゃわかりやすく一人暮らしがまとまっています!
賃貸契約から一人暮らし開始後までのあらゆる内容が網羅されており、一人暮らしを始める人には最適の本です。
行政手続きの流れや賃貸契約の方法、料理、掃除、一人暮らしで起きるトラブル解決方法まで本当に全てのことが網羅されいている一冊なので、是非とも購入を検討してみてください。
(ただし、この本で紹介されているもの全てを購入する必要はないので、参考程度に一人暮らしに必要なものをそろえていきましょう。)


生物の勉強
医学部受験の時の選択科目が「物理・科学」であった受験生は、少しだけでも生物(植物などの範囲は除く)の勉強をしておくのがオススメです。簡単な本で大丈夫ですので、簡単にだけでも生物のおさらいをしておきましょう。
ガッツリ勉強はしなくていいよ!本当にざっと理解しておこう!
自分への手紙を書いておこう
大学に行くとたくさんの誘惑があり、今の自分の気持ちを忘れてしまう人が多いです。初心を忘れないためにも書いておきましょう。「今の自分は医学部でどんな人間へと成長したいのか」などの将来の展望を考えながら書いておくのがオススメです。



受験証や合格証書なども記念品として残しておこう!
外国語(特に英語)の勉強



げ!受験が終わったのに、また英語の勉強?遊べって言ってたじゃん!



英語がねできるようになると、自分の世界が広くなるからオススメだよ!
受験が終わって、『英語や数学、国語などとも一生お別れだ!』と思うかもしれませんが、唯一大人になってからも勉強しなければならないのは英語です。しかし、ここでいう英語とは長文読解や和訳などの受験勉強のことではなく、コミュニケーションとしての英語です。
今後、AIなどにより論文は自動翻訳され世界中の研究者の論文が日本語で読めるようになったりと、最新技術のおかげで世界との距離がグッと近くなるのは事実です。ただし、実際に外国の人と会って話す際のコミュニケーションツールとしての英語は自分自身が学ばなければなりません。
是非とも受験が終わった今、英語の文法や語彙力の残っているうちからスピーキングなどの練習を始めておくことをお勧めします!
一つでも外国語ができると、絶対に自分がいる世界の広さが変わります。
住む場所によっては車必要なこともあるので確認しておこう
医学部は本キャンパスとは別の場所にあることが多く、入学後の通学事情が異なる場合があります。特に、郊外やアクセスが不便な立地では、車が必要になることもあるため、事前に確認しておくと安心です。
ちなみに教科書について
一般入学の人
大学の教科書は授業が始まってからでも遅くないので、揃えなくても大丈夫です!実際に入学してからどの教科書は必須なのかを、前年に受講した先輩に話を聞く方が確実です。
学士編入の人
2年次や3年次に学士編入する人は、入学してからすぐに解剖学などが始まる可能性がありますが、基本的にはすぐに何かを買わないといけないということはありません。



私は、教科書類はほぼ入学後に購入しましたが全然大丈夫でした!
心配で買い込みすぎてしまっても入学後に全く使わないということもよくあることなので、入学前にたくさんの教科書を買い込むことはオススメしません。



意外とそんなに焦らなくても大丈夫です!
個人的に解剖の教科書としておすすめはこれ
唯一私が入学前に購入した解剖学の教科書が、この「解剖学カラーアトラス」なのですが、実際の写真が載っており、解剖実習ですごく理解しやすかったです。また、載っているのは解剖の実物写真ですので、視覚的に慣れておきたいという人には良いかもしれません。(実習が始まれば否が応でもできるようになります。)実習が始まってからも、自宅などで勉強する際にこの本にはたくさん助けられました。
ネッターやプロメテウスなどのイラストによる解剖学の教科書もわかりやすくて良いのですが、実物写真の方が私は頭に入りやすかったです。(ちなみに私は、他のイラストの解剖学の教科書が必要な場合は、図書館で借りていました。)
最後に
桜が咲く頃には、皆さん新生活や新しい出会いが待っています。とてもワクワクしますね。有意義な学生生活になりますよう応援しています。
そして、今回の記事が入学までの時間さえも有意義に過ごすための参考になれば幸いです。



