医学生こそインターンシップをしよう!おすすめのインターンも紹介!

さあこれから医学生だ!何をしよう!

バイトをやってみようかな?

高校生

サークル?部活?
いやいや、研究室に所属して研究する?

医学部に入ると、勉強や実習に追われ、医師になること以外の選択肢を考える機会は少ないかもしれません。

しかし、今回の記事を読んで、是非とも「企業でのインターンシップ」も候補に入れてほしいです!

近年の医療業界では、臨床だけでなく、研究、医療経営、医療コンサルティング、医療系スタートアップなど、多様なキャリアが広がっています。そんな動きの早い医療業界を身近に体感できるのが、企業インターンシップへの参加なのです。

医学生

企業のインターンって、医学生には関係ないのでは?

インターン経験者

企業でのインターンを経験することは自分の視点をより広くできるチャンスなんだよ

医療機器メーカーや製薬企業、コンサルティングファームなど、医療と関わる業界の企業では、医学生の視点を求めているところも多く、実際に医学生がインターンに参加するケースも増えています。また、医療とは関係のない業界での経験も、視野を広げたり、新たなスキルを身につけたりするうえで大きな財産になります。

本記事では、医学生が企業インターンシップに参加するメリットや、具体的な応募方法、おすすめのインターン先などを詳しく紹介します。医学部の外の世界を知ることで、新たな可能性が見えてくるかもしれません。ぜひ一歩踏み出してみませんか?

目次

インターンシップとは?

学生が企業や団体で実際の業務を体験できる制度のことです。

企業によっては1日だけの短期インターンもあれば、数週間から数カ月にわたる長期インターンもあります。多くは大学生向けに提供されており、最近では理系や医療系の学生にも門戸が開かれ、医学生でも参加できるインターンシップが増えています。企業での実務経験を通じて、医療以外の視点を学ぶことができる貴重な機会です。

医学生にインターンシップがオススメな理由

臨床医を目指す医学生が多い中で、企業インターンに参加することで視野を広げることができます。医療機器メーカーや製薬企業、コンサルティング会社など、医療に関連する業界での経験を積むことで、臨床とは違った角度から医療を考える機会になります。また、医療とは関係のない分野のインターンでは、ビジネススキルやコミュニケーション能力を鍛えることができ、病院経営や医療政策に役立つ経験となるでしょう。

ここでは、医学生がインターンに参加するメリットを5つ紹介します。

1.医療業界の課題を肌で感じられる

スタートアップなどでは、医療の現場で生じる問題を解決するためのサービスが生み出されています。実際にその場で働くことで、大学の実習や病院見学では得られない「医療の裏側」を知ることができ、多角的な視点を持つきっかけになります。

2.医学生ならではの視点を活かせる

医学生は医療知識を持ちながらも臨床現場に固定されていないため、柔軟な視点で課題を捉えられます。自分の関わったプロジェクトが実際に使用されることで、医療に貢献している実感を得ることもできます。

3. 異業種のプロフェッショナルと関われる

企業では医療従事者だけでなく、エンジニアやマーケター、経営者など、多様な職種の人々と協力します。他分野の知識や考え方に触れることで、新たな視点を得ることができます。

4. マッチングでの自己アピールにつながる

医学生の就職活動(マッチング)では「学生時代に力を入れたこと」が評価されます。インターンの経験を通じて得たスキルを医療現場でどう活かせるかを伝えることで、より説得力のあるアピールが可能になります。

自己PRに何書けばいいかわからないっていう医学生は多いから、何か早めにアクション起こしておくのがベスト!

5.キャリアの選択肢が広がる

インターンを経験することで、臨床医以外のキャリアパスを知ることができます。医療政策、ヘルステック、製薬、コンサルティングなど、さまざまな選択肢を視野に入れることで、将来の可能性を広げることができます。

医学生でインターンシップに行くなら何年生が良い?

オススメは、3年生から5年生

3年生以降では臨床医学の勉強も始まり、製薬企業や医療機器メーカーでのインターンでも内容を理解しやすくなる

1・2年生でも参加しても医学部での知識がまだ乏しいため、専門性の高い内容にはついていきにくい

ちなみに、6年生はマッチングや国家試験の準備で忙しくなるため、参加するのはオススメではないです。

どうやってインターンを探すのか?

インターンを探す方法はいくつかありますが、最も有効なのは「知人の紹介」です。特に、医療やヘルスケア分野に詳しい人がいれば、そのつながりを頼ることで、スタートアップや小規模企業のインターンの機会を得ることができます。

また、SNSを活用するのも効果的です。X(旧Twitter)やnote、Facebookなどでは、医療系スタートアップが積極的に情報を発信しています。気になる企業をフォローしたり、自分の興味のある分野について検索することで、企業と接点を持てることもあります。

さらに、企業の公式ウェブサイトを定期的にチェックすることも重要です。インターンの募集情報が掲載されている場合があるため、こまめに情報を確認することで、思わぬチャンスを見つけられることあります。

インターンシップへの応募方法について

インターンシップへの応募方法は企業によって異なりますが、多くはオンラインで申し込みを受け付けています。一般的には、エントリーシートの提出、場合によっては面接や筆記試験が課されることもあります。特に人気のある企業では倍率が高くなるため、しっかりとした志望動機を準備することが大切です。また、大学のキャリアセンターや教授に相談することで、推薦枠がある場合もあるため、積極的に情報を集めましょう。

インターンシップを探せるサイト

インターンシップを探す際には、専用の求人サイトを活用するのが便利です。

ハイレベルなインターンを探せるサイトとして以下のものもあります。

医療系に特化したサイトとしては、以下のものもチェックしておくと良いでしょう。

医学生におすすめのインターンシップ

倍率が高い人気インターンとして、以下のようなものがあります。

  • 戦略コンサルティング:マッキンゼー、BCGなど
  • 製薬企業:ジョンソン・エンド・ジョンソン、武田薬品工業など
  • テック企業のヘルスケア関連プロジェクト:Google、Amazonなど

ただし、応募者が多いため、エントリーシートや面接対策が重要になります。

【マッチングでも重要になってくる】インターン応募する際の自己分析の重要性

医学生がインターンシップに応募する際、自己分析は非常に重要です。自己分析を深めることで、志望理由が明確になり、面接でも自信を持って話せます。インターンは将来のキャリアを考える貴重な機会です。まずは自己分析を行い、自分に合った選択をしましょう。

また、マッチングにおいても自己分析は欠かせません。自分の強みや価値観を把握し、それを適切に伝えることで、病院とのミスマッチを防ぎ、希望に合った研修先を選ぶことができます。

私も使ったSelf Knowledge Toolで自己分析してみよう!

インターンシップ応募の際に自分の強みなどをアピールできるようにするために、自己分析ツールはとてもおすすめです!私も利用した、AIを用いた詳細な自己分析ができる『Self Knowledge Tool』は、株式会社セプテーニ・ホールディングスが運営する自己分析ツールです。(リンクはこちら

会員登録をすることで、性格診断を受けることができ、その結果から一人一人の特性やパーソナリティを分析し、個性や強みを言語化してくれるサービスです。

診断結果をしっかりと10ページ程度のレポートにまとめて教えてくれる点がとてもありがたく、内容も個人に的確なアドバイスがコメントとして組み込まれている点がありがたいです。

私がオススメするインターンシップはこれ!

リンクはこちら→ https://www.jica.go.jp/about/recruit/intern/index.html

JICAってみなさん聞いたことはある名前ではないでしょうか?

JICAは開発途上国での医療支援をたくさん行っているNPO法人であり、そのインターンは、一年に2回ほどだけ募集しています。国際医療の実情を日本で学ことができたり、現地に行くこともできる場合もあります。

日本とは異なる考え方を持つ社会的バックグラウンドを理解し考え続けることで、柔軟な対応力を養う機会にもなります。特に、公衆衛生や感染症対策に興味がある医学生にとって、実践的な学びの場となるでしょう。

グローバルな視点を持つことは、将来のキャリアにも大きな強みとなります。JICAの活動を通じて、国際協力に関心を持ち、自身の医療の在り方を見つめ直すきっかけになるかもしれません。興味のある医学生は、ぜひ挑戦してみてください。

インターンシップを探す際の注意点

インターンシップを選ぶ際は、自分の興味や将来のキャリアに関連するかどうかを考えることが重要です。また、無給のインターンや過酷な労働環境のものもあるため、事前に口コミを調べたり、企業の評判を確認したりすることをおすすめします。さらに、学業との両立も考え、無理のないスケジュールで参加することが大切です。

インターンシップで、医学部の外に飛び出してみるのもいいんじゃない?

医学生はどうしても医学部の中に閉じこもりがちですが、インターンシップを通じて外の世界を知ることは大きな成長につながります。ビジネスの世界での経験は、将来医療の現場でも役立つスキルとなるでしょう。臨床医だけでなく、研究職、医療経営、行政など多様なキャリアを考えるきっかけにもなるので、ぜひ挑戦してみてください!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この記事を書いた人

nana美のアバター nana美 運営者

日本の高校卒業後、単身渡米。
大学3年の時、医師を志すも、アメリカのメディカルスクールは成績不振で断念。しかし、帰国後に医学部学士編入試験を受験・合格し、現在はアラサー医学生として楽しく奮闘中。

目次