国家試験対策講座は、medu4、Q-assistなどがありますが、正直どれを選べば良いのかわからない
私も4年生の時は、動画講座の購入をどこでしようか悩んでいました
今回は、私の医学部では、medu4とQ-assistの2つを比較していこうと思います。
メリット・デメリットをしっかりと知ってから購入したいという声はよく聞きますので、今回は金銭面・勉強面・資料のアクセスしやすさなどの観点から整理していこうかと思います。動画講座って見た方が良いの?
医師国家試験の勉強材料の三大神器といえば、
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- QB
- 病気がみえる
- 動画講座
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と言っても、過言ではないです。でも正直、動画講座って必要なのかなと思ったことはありませんか。そんな疑問を医学部5年生の私が解決します。

先輩も同級生も買い始めているし、買わないと国試に合格できないんだよね…??
正直なくても国試は合格できる!
でもみんな買ってるから、不安で買っちゃうというのが事実です。
私の意見は、『動画講座を購入しなくても医師国家試験の合格は全然可能です!』
QBと「病気がみえる」シリーズだけ買って勉強するだけで国家試験の内容は網羅できるし合格できます。
実際に国家試験を受け終わった先輩方にも、動画講座について聞いてみました。



実習の間に動画見るなんてできなくて動画講座を全部は見終わらせず国試に挑んだけどなんとかなったよ。問題をたくさん解く方が私には合ってたかも〜
とおっしゃる先輩もいらっしゃいました。
動画講座の購入したか否かで、合格か不合格が決まるわけではありません!もしも金銭的にしんどいなぁと思う場合であれば、購入せずとも合格できるので安心しましょう。
では、動画講座の購入を積極的に考えた方がいい学生ってどんな人なんでしょうか?
動画講座を購入すべき学生とは?
「通常の授業のレジュメが全然なくて、CBTの成績もギリギリ(IRT400以下)で合格した人
まず通常授業のレジュメがないという人は授業を真面目に聞いていない割合が多いので、是非とももう一度授業を聞き直すという意味で動画講座はオススメです。
頭の中のぼんやりとした医学知識が、動画講座を聞くことでスッキリとまとまり、理解の高速化につながります!
そして、CBTの成績の指標であるIRTが400を切っている人は、国家試験の合格が危うい人だと思います。もちろんCBTだから甘く見ていて成績が悪かったという人もいると思いますが、基本勉強方法が間違っていて400以下になっているケースが多いので、『動画講座・QB・病気がみえる』という王道コースで勉強するような計画を立ててみましょう。
IRT400ってどのくらい?どうして?
大学ごとにCBTの成績ってばらつきがあるかもしれませんが、色々な医学部生のブログで調べている限り、IRT400というのは下位15%くらいだろうといわれています。医師国家試験というのは基本的に下位10%を落とす試験だと言われています。そして、CBTの成績と国家試験の成績には、相関があると言われているので、IRTが400以下の人は国家試験不合格の可能性がとても高いというわけです。
料金の比較(2025年1月現在)
購入サイトもそれぞれであり、もちろん料金設定も、それぞれで異なっています。
medu4はスタイリッシュに勉強したい人にオススメ
(参照HP)medu4 あたらしい全部セット割引価格
あたらしい全部セット:1年プラン 税込49990円
(2年プラン:55990円、 3年プラン:59990円 全て税込)
- レジュメを自分で自由にアレンジできるように余白が多め
- 効率よく最短で国試に必要な知識が学べる
- 単元別に購入可能なので必要な講義だけ買うことができる
- CBT対策と国試対策が一貫してできる
- 高価である
- 病態生理や臨床像は若干弱い
Q-assistを買うなら、全科目見放題の「Q-assist prime」がお得
(参考HP)mediLinkストア / Q-Assist prime 2025【先行利用プラン】
- 一コマが短く疾患ごとに区切られており、サクサク進められる
- 臨床経験のある先生の小話が面白く、聞いていて飽きにくい
- QB(問題集)や病気がみえるなどのmediLink書籍との連携がスムーズ
- 講義の先生のスタイルが合わないという学生も多い
- トータルの講義時間が長い
講義スタイルの特徴
medu4


穂積先生がお一人で全ての講座を担当されています。もともとMECという医師国家試験対策予備校で人気講師だった方で、独立され『medu4』を立ち上げられました。やはり人気講師出身で経験も多いというだけあって、説明のわかりやすさは、随一です。
国家試験に特化している勉強法や知識、そして解法を細かく、そして、覚えやすく教えてくださるので、実際に国家試験の過去問題を解いていると、しっかりと頭に定着しているのが体感できました。
Q-assist


清澤先生や森永先生、さとみな先生という複数の先生によって講義が担当されています。
清澤先生は10年以上の国試対策予備校講師の経験を持つ方で、大事なところはここであるとしっかりと伝えるように講義をしてくださります。先ほど述べた通り、講義は疾患ごとに区切られているので、短い時間でこれが大事というのをポイントよく教えてくださるところがわかりやすいなと思っています。
他の先生方も、それぞれの教示法で、どうすれば学生のためになるのかを熱心に考えて講義してくださっているのだと感じます。
レジュメの特徴
medu4はシンプルで自分専用の参考書が作れる!
- 自分で書いて穴埋めするスタイル!簡略化された図式でスッキリ頭が整理できる。
(参考サイト:https://www.medu4.net/textsample)
Q-assistは、大学のレジュメをわかりやすくまとめてある!
- メインテキストで講義を聞いて、サブプリントで赤シートの復習ができるスタイル!
(参考サイト:https://informa.medilink-study.com/regularpost/28084/)
少し外れ話
どちらの動画講座も良い講師の先生・教材・サービスが充実しており、
どちらを選んだとしても『しっかりと視聴学習し、復習すること』に尽きますね。
【3・4年生向け】CBTの対策に動画講座は必要?
これについては、別の記事でしっかりと書いていきたいと思いますが、CBTは基礎医学と臨床医学の基礎の部分を問うてくる試験なので、これらの国家試験対策用の動画講座は少しオーバースペックになってしまうこともあります。
Q-assistには、CBTに特化した、視聴時間もそこまで長くない動画講座が開講されています。
medu4は、前述した通りCBT対策に特化した講座はなく、国家試験対策のみの講座を販売しています。ただし、国家試験対策講座のレジュメの中に、しっかりとCBTレベルなのかどうかを示すマークが疾患ごとに付けられており、CBT対策にも使える仕様となっています。
CBTで動画講座を購入して勉強をする際は、その後も利用した動画講座を購入するのもいいかもしれませんし、合わなかった時には別の動画講座に切り替えるのもありですよね。
最後に
今回は、医師国家試験に動画講座は必要なのか?そして、Q-assistとmedu4のどちらがオススメなのかについて書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回、紹介したQ-assistとmedu4以外にも、医師国家試験対策講座を開講している予備校やオンラインサービスはたくさんあります。
自分に合ったベストな勉強法を見つけて、医学部の勉強を乗り切りましょう!